【機-017】金型の仕上げ・組立(プラスチック射出成形金型)(プラスチック射出成形金型の組立・仕上経験)
仕事内容
職種 | 電気、電子、機械技術者 |
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職業 |
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配属部署 | 製造課金型係仕上げ班 |
配属部署詳細 |
金型工場は、加工班、仕上げ班、磨き班、運送班に分かれています。 仕上げ班は現在、3名体制(30代、40代、60代で全員男性)です。 |
仕事内容 |
弊社の場合は、組立・仕上業務として、一つの金型を一人で担当する形にしています。 弊社で扱い金型は、成形機でいいますと、350トン未満。金型重量ですと、100kg~2トンです。 具体的には、手で、枠の中へ部品一つ一つを組み込んでいき、金型を完成させる業務です。 メンテナンスの際は、反対に部品一つ一つまで分解していただきます。 具体的には、前工程で加工された金属部品を図面通りにはめ込んでいきます。 中心となる金属部品は小さいもので、3cm(100g)程度、大きなもので、 100cm(100kg)あります。 小さなものは、手で運搬し、大きなものや重量のあるものは、クレーンを使って運搬し、 はめ込みます(安全第一です)。 金型として初回の組立は、部品ごとの出来栄え(形状と寸法)をチェックしながら、 動作確認と”当たり”確認を行います。 これは、部品同士がきつく当たらないか、緩すぎないか、部品の形が設計図面通りかを チェックしつつ、手動研磨、フライス機などの機械と工具を使い、組立者が調整を行います。 この過程において、金型構造の知識や微調整方法の経験値が必要になります。 精度と速度の両立のためには、この2つは重要です。 |
募集背景 |
◎欠員補充+業務拡大による追加募集 昨年、定年退職などが重なり人員が減少しました(5人から3人へ)。 もともと、弊社の売上は毎年増えてきており、金型品質を決めるポジションである 「仕上げ・組立」職は昨年から増員を計画していました。 現在3名ですが、7人まで増員を計画しています。 現在、広島県、山口県、鳥取県、岡山県、兵庫県、滋賀県、京都府、三重県と 大阪以外でのお客様が増えてきており、売上も順調に増えると共に、日本国内での 第二金型工場の設立が必要なところまできています。 早急に増員をしたいと考えています。 |
訴求ポイント
企業のアピールポイント |
【企業紹介コメント】 大阪を始め、アジアで、「プラスチック用の金型を造る」企業です。近年は、金属3Dプリンターによる新しい工法・構造を研究したり、環境にやさしい樹脂製品の開発にも取組んでいます。 【企業紹介】 ㈱ケイプラスモールドジャパンは、シンガポールを本社とするKOEI TOOLグループの一員です。 弊社グループは、シンガポール、タイ、インドネシア、上海、そして大阪にて金型の製作(プラスチック射出成形用金型)を行っており、日系会社を中心に、大手自動車メーカー、家電メーカーやカメラメーカー向けの仕事を行っております。 弊社のアジア展開は、企業の現地生産に対応するために、現地にて金型を供給することを目的に、行っております。 他の多くの現地対応企業とは違い、大手メーカーの支援なく、自力で設立し、その国にて設立後に顧客を開拓してまいりました。とても”挑戦的な”社風と言えます。 グローバル企業と聞くと、”すごいな”と思う反面、”ちょっと気おくれするな”と感じるかもしれませんが、働いている人は、ただ目の前の仕事に集中し、大阪工場は、東大阪の工場群の一つとして、何の変わりもありません。 【主な製品】 主に、自動車の運転席近くのプラスチック部品(エアコンスイッチ、カーナビボタン、カーナビ枠、パワーウィンドウスイッチ、ステアリングなど)の金型を多く作ってきており、知らず知らずのうちに、弊社の金型技術がいきた製品を多くの方に使っていただいております。 弊社の特徴として、このエンドユーザーの方の目に触れることになる“外観品(意匠品)”の製作を得意としております。プラスチック製品の原料となる樹脂は、原料メーカーやロットで品質差があり、また樹脂自体の性質から、狙った通りの“形をつくる(成形)”ことが難しことがあります。 さらに“見た目”も良くするとなると、さらなる技量が必要になります。 弊社は長らく外観品を扱っており、このつながりで、自動車関係部品に限らず、デジタルカメラの筐体やドライヤー本体などの外観品用金型も製作しております。 (具体的な商品名を掲載することは出来ないのですが、ト〇タのカ〇ーラ、〇-HR,同社の高級車ブランド〇クサス、〇ツダのデ〇オの部品、〇ナソニックのイオンのでるドライヤー、〇ヤノンのイ〇クシーシリーズなどの製作実績があります。公に掲載はできませんが、ご家族やご友人のかたに話すのは問題ありません。ちょっと自慢ができるかもしれません) 【技術】 これらの製品向け金型を作るうえでは、 ①表面をきれいにする”鏡面加工”、 ②2つの異なる樹脂材を連続して成形することが出来る”2色金型”、 ③そしてそれらを実現する”金型構造の設計” などの技術が不可欠であり、これらは他社に負けない弊社の大きな技術です。 金型は、日頃、目に触れることがないものですが、現代社会を支える“縁の下の力持ち”的な品物で、 日本では「金型は産業のコメ」と呼ばれ、日本と同じくモノづくり大国であるドイツでは、「金型は生産工学の王」とも呼ばれています。このようなものづくりの弊社にて、あなたの”働く目的”と合うならば、是非、一緒に働けることを期待しております。 【会社の特徴】 「年齢・性別・国籍に関係なく、個々人の能力が発揮できる」ことを念頭に経営を行っています。 さらに、「町工場の技術力・迅速性」と「会社組織の規律」とを併せ持った会社を目指しています。 【当グループの製造体制・協業体制】 当グループは、グループ内での協業体制を確立し、それにより単体では対応出来ない受注にも総力を挙げて対応いたします。 金型の新規作成は、多くの場合、新製品の開発プロジェクトとなり、一度に数十型を起工することになります。 今までは、町工場的な小さな金型メーカーに分散したりし、製作されてきましたが、近年の製品全体での組上がりの完成度の高まりや、”職人”の方の引退により、より一度に製作できる金型メーカーが求められています。 大阪工場は、グループ一、製造キャパが小さい工場ですが、受注が集中したときは、シンガポール工場とタイ工場に金型のメインパーツの製作を依頼し、すぐに分業が出来る体制にしています。 また上海工場は、金型の外枠になるモールドベースの製作を主にしております。 そのため、金型のメインパーツはシンガポール工場で製作、モールドベースは上海工場で製作、それらを日本に輸入後、日本にて組立・仕上を行うということが多くあります。 ※金型の「組立・仕上」は、最終の調整工程であり、金型品質を決める重要なポジションであり、確かな技術が求められます。日本は、この点で、グループの技術拠点となっています。 設計に関しても、シンガポール工場、タイ工場、インドネシア工場、大阪工場で行うことができ、それぞれの業務量に合わせ、どこかの拠点で行える体制を整えています。 また、グループ間交流も盛んで、今までに大阪工場では、タイ人、インドネシア人、中国人、シンガポール人など多くの研修生も受け入れてきています。 【金属3Dプリンターによる新しい工法・構造の研究開発】 金属3Dプリンターは、金属粉末をレーザー光で溶かしながら積層造形するものです。 シンガポール工場にソディック製OPM250を導入し、従来の金属加工(削り加工)では不可能であった形状を実現することが可能となりました。 その特徴である樹脂成型上効果的な冷却水管(コンフォーマルクーリング)の配置により成形サイクル短縮・ソリの改善ができます。 さらに、ガス抜き効果の高い入れ子の製作も可能であり、特に弊社独自開発の新しい工法により、より一層効果的なガス不良の対策・ガス抜き効果の高い製品の製作が可能になりました(2019年に特許出願)。これらの新しい技術により、よりよい金型の提供に邁進しております。 【環境にやさしい樹脂材による製品開発】 今や、プラスチック製品は、生活に欠かすことの出来ない材料です。しかしながら、マイクロプラスチックのように、環境に与える影響も大きく、早急な対策が世界的に求められています。 プラスチック関連企業としまして、この時代に、プラスチックの良さを生かしつつ、環境問題への解決策がないかを考え、第一弾として、環境にもどる樹脂材(生分解性プラスチック)を用いた”エコ・ストロー”(繰り返し洗える耐久性のあるストロー)を開発いたしました。この関連技術は、日本の特許庁より見事、特許を取得することができました(2018年出願、2020年特許登録。国際特許を出願中)。当グループは、今後も、プラスチックと環境が共存できる社会を目指して、微力ながらも、貢献していきたいと考えております。 |
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ポジションのアピールポイント |
入社時は、技術に応じたポジション(一般職、主任職、係長職、課長職)を提示させていただきます。 【研修等】 腕に覚えのあるベテラン社員が、丁寧かつ真剣に教えていきます。 ちょっと、怖かったりしますが、根は優しい方ばかりです。(飲みにケーションすれば、よくわかります) 数名は、世代交代の時期に来ていますので、余すことなく技術伝承をしていきますので、真剣に取り組みたい方、技術を学びたい方にはうってつけです。 基本は、OJTが主ですが、金型は感覚だけでは完成しません。 構造や数値が正しくないと出来ませんので、OJT時でも、この点、金型構造や数値管理について図や測定器を使って、説明しますので、分かりやすいです。 人事担当である私に、説明をする際も、図を詳細に書いたり、分かりやすい言葉で説明してくれます。 また、年に数名ですが、グループの海外工場に数か月単位の研修に行くことも出来ます (”出来る”であって、強制ではありません。また希望されても、費用が掛かることなので、 希望者が多ければ、数年先になることもあります) 言葉の壁があり、苦労しながらの研修ですが、帰国した際は、一回り大きくなっていることでしょう。 |
入社後のキャリアプラン |
現在、世代交代の時期にきていますので、昇進・昇給のチャンスがあります。特に組織マネジメント経験のある方は、管理職(課長職以上)への登用も早くなります。 |
仕事を通じて得られるスキル |
金型は、「産業の米」またドイツでは「産業の王」とも言われる重要な産業です。 この業界で働くことにより製造業を支えていると自負できると思います。 また、弊社にて働いていただければ、小型クラスの金型技術として、どこに行っても 通用する技術を習得できます。 |
必須・歓迎要件
必須要件 |
書類選考時、下記の経験が必要です。 〇プラスチック射出成形金型の組立・仕上経験 |
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歓迎/尚可 |
組立・仕上に関連するフライス、研磨が出来る方。 |
推薦要項
推薦時における記入必須要項 |
希望年収(または月給) |
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想定する性別 | 男性を想定
性別不問ですが、業界的に男性がほとんんどです。 女性でも可です。 |
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想定する年齢 | 25 歳から 49 歳まで
上記外でも、検討しますので、まずはご紹介頂きたいです。 |
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応募可能な最終学歴 |
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出身大学 | (記入なし) | ||||||
学歴文理 | 不問 | ||||||
転職回数 | 回数問わず | ||||||
国籍 | 国籍問わず
外国籍の方は、就労ビザ保有及び現在日本在住の方に限ります。 |
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語学力 |
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勤務地
勤務地 |
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勤務地住所 |
大阪本社工場:大阪府東大阪市本庄2-3-7 地下鉄(近鉄けいはんな線)荒本駅から徒歩7分 通勤:電車、自転車、バイク、自動車OK。但し、自動車の駐車場はないため、ご自身での手配・負担となります。 |
転勤の有無 |
無し 「本人の希望」かつ「会社が本人に適性があると認めた場合」、海外工場への転籍等があります。 |
待遇・給与・福利厚生
雇用形態 |
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試用期間 | 有り (3ヶ月) |
試用期間に関する補足事項 |
試用期間満了前に、面談を行い、試用期間後のことを話し合います。 |
就業時間 | 08:30〜17:30 |
休憩時間 | 70分 |
時間外労働 | 有り
月平均25時間程度 |
残業の有無に関する補足事項 |
月残業は5~60時間と、受注状況によって大きく変わります。 労働関係法を遵守していますので、月42時間超えは、年6回。月残業最大でも80時間にしています。 繁忙の時期は、年により異なります。 |
入社時想定年収 | 400 万円〜600 万円 |
賃金制度 |
完全月給制 |
月給 | 300,000円〜500,000円 |
裁量労働制 固定残業代制 |
どちらでもない |
待遇条件・昇給賞与 |
月給:基本給、職能手当、役職手当、家族手当、通勤 ※役職手当:役職者に限ります。 ※家族手当:社会保険上の扶養者分に限ります。 ※通勤手当:最高2万円まで。 賞与:夏期は、ほぼ1ヶ月分。冬期は、業績次第。 |
福利厚生 |
社会保険、雇用保険、労働保険、退職金として中小企業退職者共済 |
休日休暇 |
年間休日111日 基本、土曜と日曜休み。 祝日は、会社カレンダーに基づき、出勤日のことも休日のこともあります。 有給取得の一斉取得日を年5日設定しています。 年末年始、GW、盆は長期休暇を設定しています。 2019年実績:夏季休業(8月盆)6連休、年末年始休業9連休。 2020年計画:夏季休業(8月盆)5連休、年末年始休業8連休。 |
選考プロセス
選考プロセス |
書類選考⇒面接1回(人事、担当課長、部長)。 各選考後、約1週間内に可否連絡。 |
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