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JFT-Basic(A2)の難易度

カテゴリ: コラム 公開日:2021年03月04日(木)

こんにちは。

 

特定技能外国人の登録支援機関

株式会社TOHOWORKの和田です。

 

早いものでもう3月になりました。

東京では桜の花が見られるところもあるんだとか。

例年であれば、今月中旬から下旬にかけてはお花見シーズンのはずなのですが、恐らく今年もお花見は自粛せざるを得なさそうですね。

昨日の菅総理の会見でも恐らく1都3県は2週間程度の緊急事態宣言の延長を行うようです。

また、オリンピックの開催は行われる方針のようですが、海外からの観客を制限する方向で検討が進められているそうですね。

飲食店をはじめ、宿泊業、旅行業に従事されている人たちにとっては肩を落としたくなるニュースだったと思います。

オリンピックではダメでも、コロナが落ち着いて以前のように人の行き来ができるようになれば、日本にまた必ずたくさんの外国人が訪れてくれます。

その日まで何とか耐え忍んでほしいと心から願っています。

全世界の人がこの1年以上、我慢を強いられてきたと思います。

この先、きっといいことがあるに違いないと思って踏ん張っていければと思います。

 

さて、今日は今月から日本で開催されるようになったJFT-Basic(国際交流基金日本語基礎テスト)の難易度について少し共有していきたいと思います。

まず、このJFT-Basicという試験ですが、現在は日本を除く7か国(モンゴル、インドネシア、カンボジア、タイ、フィリピン、ミャンマー、ネパール)で開催されている日本語の試験です。

ベトナムは現在行われていませんが、順次開催される予定のようです。

ではこの試験はどういった人が受けているのか、ですが、恐らく9割以上の人は特定技能外国人の要件を満たすために受験されている試験になっています。

「特定技能」の在留資格に申請する要件として、JLPT(日本語能力試験)N4以上もしくはJFT-Basic A2以上の取得が必要となっています。

JLPTは年に2回(7月と12月)しか行われない試験ですので、受験のチャンスが少ない試験です。

昨年はコロナの影響で7月の開催は見送られることとなり、実質1回のチャンスしかありませんでした。

そこで、今月からJFT-Basicを日本でも受けられるよう国が便宜を図ってくれたのだと思います。

このJFT-Basicですが、JLPTと異なる点がかなりあります。

まず、申込み方法ですが、インターネットから申し込みができることはどちらも同じなのですが、受験料の支払方法に差があります。

JLPTはほとんどの方がコンビニで支払って受験をしているのですが、JFT-Basicの支払方法はクレジット払いとなっています。

カードを持っていない人にとっては申し込みだけでもハードルが高い試験と言えます。

次に受験方法ですが、JLPTはペーパー試験なのに対して、JFT-Basicはパソコンを用いた試験になります。

簡単なパソコン方法を知っていれば問題はないと思いますが、やはり初めて受験をされる方にとっては少し戸惑う部分もあるようです。

そして、受験結果にもかなりの差があります。

JLPTは受験後約1か月~2か月ほどで結果が分かるようになっていますが、JFT-Basicは試験終了と同時にパソコン画面に合否が発表される仕組みとなっています。合格証書は後日の発行になるそうです。

そして、試験の内容ですが、JLPTのN4とJFT-BasicのA2を比べてみると、難易度的にはどちらも似たようなものになっているのですが、得手不得手があると思われます。

JLPTがどちらかというと語彙や漢字、文法や読解が得意な人は比較的簡単に取得できるのに対して、JFT-Basicは、聴解と対話表現が得意な人にとって取得ができるような構成になっています。

要するに日本に住んでいて、日本人同士の会話を日常生活の中でよく聞いている人にとってはJFT-Basicは受かりやすいものになっています。

逆に書いたり読んだりするのは得意だが、聞いたり話したりするのが苦手な人にとっては少しJFT-Basicは難しく感じるかもしれない試験になっています。

現在、弊社ではJFT-Basicの試験対策に取り組んでいるのですが、語彙力の底上げと、聴解力の強化が必要な試験内容であると感じています。

最後にこのJFT-Basicは受験料が1回7,000円と少し高くなっています。

受けるなら一発合格を目指したいと思いますので、しっかりと対策をしてからの受験をおすすめしています。

 

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