外国人労働者の「家族のケア」
こんにちは。
外国人人材紹介サービス
(株)TOHOWORKの和田です。
昨日も同業他社様のご訪問があり、ネパール人の活用についてお伺いできました。
ネパールからの特定技能の場合、政府が指定した送出し機関を通すことなく自由に人材を日本へ招へいできるとのこと。
今月1日からベトナムと日本は二国間協定覚書が締結されましたが、今後は政府が推薦者表を発表するとのことで
推薦者からでないと特定技能者を受け入れることができない仕組みになるそうです。
一番の懸念点としてはベトナム政府が送出し機関側からいくらのお金を取るかということです。
それによってまた特定技能者の手数料が高くなる恐れが出てきます。
願わくばベトナムも政府が中抜きなどせずネパールのように特定技能者が自由に日本の企業とやり取りができるようになってほしかったです。
そんな特定技能を含め、外国人採用に関するセミナーを今月24日(水)14時に渋谷にて行います。
「助成金を活用したベトナム人材採用セミナー」という名目で開催いたします。
参加費は無料です。
参加方法はこちらの「お問い合わせ」より社名、ご参加される方のお名前、参加人数等をご記入のうえ、ご送信ください。
さて、それでは今日のテーマです。
今日のテーマは「外国人雇用における取組み」のご相談についてです。
初めて外国人を雇用した場合、どこまで外国人労働者のケアーをしていけばいいのかなど迷われる経営者の方もいらっしゃいます。
今日もあるクライアントのご相談内容を基にご紹介していきたいと思います。
|CASE1 外国人雇用では「家族のケア」が大切
Q.システム会社のS社では、外国人従業員は300人中7人とまだ少数ですが、今後は増加傾向にあると予想されます。
これから本格的に外国人雇用を進める企業では、どのような取組みに力を注いでいるのでしょうか?
A.周囲に話を聞いていると、外国人従業員の妻が日本に馴染めず、帰国を希望するというケースが目立ちます。
ベトナムなどは家族をとても大事にする文化が根付いていますから、自分の両親の近くにいたいという気持ちが強いようです。
奥さんも不慣れな海外生活で不安もあるでしょうし、やはり家族の協力が不可欠のようです。
外国人従業員の定着のコツはまさにここで、住まいの配慮など、きめ細かい生活のケアを大切にしています。
その結果として、在籍しているインド人従業員は、東京・葛西にあるインド人が多く居住するコミュニティに住居を構えることにより、その奥さんもそこで友人を作り、うまくやっています。
自分が海外に行くことを想定すると、やはり日本人コミュニティのような場所があれば安心すると思いますから、それと同じことですね。
日本人も外国人も、海外勤務ということになれば、やはり家族の影響は大きいと思います。
勤務先の人事としては、なかなか従業員の家族のケアまでは手が回りませんが、同じ国籍同士の社員の家族を集めての食事会などは検討しています。
|まとめ
外国人雇用による社内での「取組み」を難しく考える必要はないと思います。
こまめなコミュニケーションとその国籍にあった情報の提供などをしてあげることで本人達も安心できることもあると思います。
また、定期的にその外国人労働者の家族も招いた食事会などを開いてあげるだけでも十分だと思います。
不安な気持ちと寂しさを和らげてあげることができれば外国人に対する「取組み」になると思います。
深く考えずに気軽に話し合いができる環境を作ってあげるのもいいかもしれませんね。