システム開発K社(重要となる能力評価)
こんにちは。
外国人人材紹介サービス
(株)TOHOWORKの和田です。
明日から3連休という会社も多いのではないでしょうか。
しかしこの3連休は東京含め天気があまりよくないようですね。
海にお出かけの方もいらっしゃると思いますがお気をつけください。
最近、仕事以外でベトナム人と交流を持てていないので私もこの連休はベトナム人と遊びに行けたらいいなと考えています。
ベトナム人は一度仲良くなるととても人懐っこい性格でパーティなども大好きな国民です。
もし自社でもベトナム人を雇用してみたいと思われているのでありましたら、
再来週の24日(水)14時に渋谷で「助成金を活用したベトナム人材採用セミナー」を開催いたしますので、ぜひ参加してみてください。
参加費は無料です。
参加方法はこちらの「お問い合わせ」より社名、参加される方のお名前、参加人数等をご記入の上、ご送信ください。
さて、それでは今日のテーマです。
今日は外国人雇用における「評価」についてどのようにしているのかをクライアント企業より伺った内容を基にご紹介していきます。
【会社の基本情報】
システム開発K社(従業員数120人)
・中国に親会社があり日本で受注してオフショア開発を行うという構造で、コア人材として中国人IT技術者を80人ほど雇用し、着実に成果をあげている
・中国での採用募集では、大学で日本語を勉強し、エンジニアとしての技術力にも優れた人材からの応募が殺到する
・現状では、中国で採用したエンジニアを日本へ招へいし、日本語の教育などを行いながら業務に対応している
|CASE2 重要となる能力評価
Q.多くの外国人を活用する場合、その処遇等ではどこに注意したらいいのでしょうか?
A.やはり一番大切なのは「能力で評価すること」ではないでしょうか。
彼らは中国でも高学歴のエリートですから、自分の能力に非常に自身を持っています。
わざわざ日本に来る理由も、自分の能力を高めるスキルアップが第一であり、彼らはそのために大学在籍中に日本語を専攻し、将来の就職に備えるキャリアプランを持っています。
そんな外国人たちの能力を軽視して評価すれば、失望されてしまうでしょう。
純粋に能力評価に比重を置くことは、弊社にとっては非常に大切なのです。
また、将来求められるスキルやキャリアを示すことも重要です。
これも能力評価の一環かもしれませんが、自分の能力のどこが足りないのか、何を勉強したら評価が上がるのかを明確な基準にのっとって示すことが大切ですね。
もともと学習意欲が非常に強いため、目標が定まれば懸命に業務に励んでくれます。
今では、外国人エンジニアの能力が年々高まっていくのを実感しています。
それから、本人の希望をしっかりと確認することでしょうか。
将来の選択肢として、日本で定住するか、それとも母国に戻るかの2つの選択肢がありますから、それに適した待遇や業務を割り当てるように配慮しています。
将来中国に帰国したいと希望する場合には、中国の親会社での雇用を約束したり、関連会社を紹介することもしています。
一方で、日本に定住する場合には、家族の呼寄せや永住権の取得、住宅購入なども支援するようにしています。
要は、従業員に安心感を与えることが肝心ではないかと考えています。
|まとめ
転職先を求めて求職者の方が弊社にお問い合わせをいただいた時に必ず聞く質問に「転職理由」があります。
少し前まではただ給料が高いところで働きたいといったケースが目立っていたのですが、最近ではキャリアアップのための転職を目指してる方も少なくないように感じます。
受入れ企業も専門は関係のない業務ばかりをさせてしまいがちで、外国人労働者はそれに危機感を覚えているようです。
在留資格の更新の問題や将来を見据えて今のままではスキルが身に付かないと考えての転職を希望されているようです。
それは、日本に在住しようと思う期間が昔より長くなっているからだと思います。
少し前までは3年から長くても5年ほどで母国へ帰るという人材が多かったのですが、最近では10年以上、永住ビザを取得したい、といった声も多数聞かれます。
そうなると、仕事でも昇進目指して頑張ろうという目標ができ意欲が芽生えてくるのでしょうね。
ですから、受入れ企業もそれに応えるべくしっかりとした外国人労働者への評価基準を設けて示してあげる必要があるのだと思います。