外国人の受け入れを躊躇する理由
こんにちは。
外国人人材紹介サービス
(株)TOHOWORKの和田です。
今日は朝から品川プリンスホテルで一人面接をしてきました。
熊本県にある介護施設での面接でした。
結果はまだどうなるかは分かりませんが、非常に興味を持っていただけたのではないかという感触がありました。
今後の計画では技能実習生を含めて30名規模のベトナム人を雇用したとのことでぜひお力になれたらと思いました。
|文化や習慣を受け入れると、外国人材の印象はガラリと変わる
外国人の受け入れを躊躇する理由を企業に聞くと、さまざまな答えが返ってきますが、ほとんどの理由はいくつかの項目に集約されていきます。
最も多いのは、シンプルに「外国人材を雇用した経験がない」からです。
自社での成功体験がなく、また近しい会社にも成功事例がない。
つまり、外国人材とともに働くことが身近ではない状態です。
「外国人は日本のマナーや常識を知らないから」という企業の方がいますが、実は日本人側も、外国人材についてよく知らない場合が多いのです。
お互いに知らないだけなので、「いざ受け入れて彼らの文化を知っていったら、案外うまくいった」という声をよく耳にします。
次に、企業によっては、特にアジア系の人材を「単なる労働力」として捉えてしまっている点が挙げられます
人手不足を補うためだけに集めた労働力であり、「単純作業しかさせないし、意思決定もさせない。だから教育も必要ない」という考え方です。
そこで外国人材がミスをしたり、文化的ミスマッチが起きたりすると、「やっぱりダメだ」と短絡的に結論を出してしまう。
アジア圏が未発達だったひと昔前なら、そういった扱い方でも成立していたでしょう。
しかし、今ではアジア諸国経済発展してきており、非常に優秀な人材が日本に来るようになっています。
前時代のステレオタイプな価値観を壊すには、経営陣が現在のアジア諸国の姿を見に行くことが早いかもしれません。
特に上海や北京など大都市に行くと、高層ビルは当たり前に立ち並び、銀座を超えるような高級ショップがあふれる街並みに驚くはずです。
それを生で見るだけで、価値観は大きく書き換えられます。
外国人材は、「自分が必要とされていない」と感じる職場には、当然定着しません。
逆に、「自分がこの会社にとって何かプラスになれるんだ」と感じられれば、前向きに困難を乗り越えようとします。
そこに導くためには、日本人と一丸となって会社を盛り上げてくれる貴重な存在として捉えることが基本になります。
外国人材と同じ職場で働いたことのない日本人社員は、必要以上に警戒してしまう可能性があるので、社内全体での多文化理解の浸透が必要となります。
実際に現場で一緒に勤務してみて、「中国人や台湾人の印象がだいぶ変わりました」など、外国人材の優秀さに驚く声は多く聞かれます。
外国人材をオープンに受け入れる土壌があれば、定着にもそう長い時間はかからないでしょう。