外国人材の育成
こんにちは。
外国人人材紹介サービス
(株)TOHOWORKの和田です。
昨日の夕刊でも大きく取り上げられていたようですが、
技能実習生を受け入れている企業の5000以上の事業所で何らかの法令違反が認められたそうです。
その多くが労働時間超過による法令違反だったとのことです。
技能実習生は労働者ではなく研修のために来日しているという観点から残業には非常に厳しい取り締まりが行われているそうです。
特定技能が始まり技能実習制度の二の舞にならないようにと恐らく取り締まりを強化しているものと見られます。
労働者という位置付けでしっかり働いてもらいたい場合には特定技能外国人の雇用が適しているのかもしれませんね。
|日本人上司や先輩が、教えたくなる人材の特徴ベスト3
文化の違いを認め、外国人材を受け入れられる土壌をつくるのと同時に、企業は、「人材育成」にも力を入れていく必要があります。
日本人の職場にうまく溶け込み、愛されるために大切な「姿勢」や「行動」や「考え方」を身に付けてもらうのです。
そのために企業ができることは何でしょうか。
職場で愛される人材の特徴は、日本人でも外国人でもある程度共通点があります。
その一つが、「明るく、いきいきと、前向きに仕事に取り組む姿勢」です。
その人材が職場で、目的意識を持って自分の役割を果たしているのであれば、自然と明るくいきいきとしてくるでしょう。
特に外国人材は、遠路はるばる日本に来ているわけですから、目的意識を各自持っています。
それが働いていくうちに薄れてしまわないよう、「なぜ日本に来たのか」をその都度再確認できるような働きかけを、企業側からできるといいでしょう。
「わからないことを素直に聞ける」点も、職場で愛される人材の共通点です。
なかには、自分が「できないと思われたくない」という思いから、「わかったふり」をしてしまう人がいます。
ですが、自分が成長したいと思っているなら、プライドや見栄を張るのではなく、素直に人に聞いたほうがその後のためになります。
「わからないので教えてください」と素直に言える人材ほど、周りの先輩からもかわいがられ、どんどん成長していきます。
そのためには、何でも気軽に質問できる環境作りが必要と言えるでしょう。
もう一つの共通点として、「ありがとうと自然に言える」点が挙げられます。
人は誰でもひとりで生きているわけではありません。
多くの人は周りの人や環境に対して、感謝の気持ちを持っていると思います。
しかし、そのように自分が思っていることを表現できるかどうかで、周りからの印象はまったく違ってきます。
「ありがとう」と自分から言葉にできる人ほど、職場で愛されるのです。
「職場で愛される」をわかりやすく表現するなら、「周囲とのコミュニケーションがとれ、必要なサポートが得られ、なおかつ本人の成長が見らる状態」です。
外国人材に限って言えば、「その人が、言葉や文化の壁を乗り越えながら日々確実に成長しているということが明らかになっている状態」ということになります。
上司や先輩など、指導していく立場の人からすれば、新入社員が成長する姿勢にやりがいを感じる人も多くいるでしょう。
つまり、外国人材は、職場の上司や先輩を味方にできるかどうかが、成長スピードにも大きくかかわってくるのです。
逆に、何を言っても”ぬかに釘”で変化がなく、”我が道を行く”ような人材には、教えがいがありません。
その成長スピードが仮にゆっくりであっても、日々一緒に働く周囲の人が、その人の小さな成長に気付けているかどうかが大切です。
これは、受け入れる職場としても持っておきたい視点です。
外国人材に対しては、「ここで挙げたような要素を持っていると、より周囲から関心を持ってもらえて、あなたの成長につながる」というように伝えていくといいでしょう。