外国人材受け入れによるメリット
こんにちは。
外国人人材紹介サービス
(株)TOHOWORKの和田です。
|日本のブランドショップで外国人材がトップセールスに
外国人材の受け入れには手間がかかると思ったとしても、その苦労を上回るメリットが多々あります。
まず大きな点は、外国人のお客様に与える安心感です。
私たちは日本人が、海外旅行などに行ったとき、旅行先に日本語が話せるスタッフがいたら、とても安心するのではないでしょうか。
それと同じように、外国人観光客も日本に来て、母国語を話せるスタッフを見つけたら、必ず彼らを頼りにするのです。
特に中華圏では、SNSなどでの口コミの影響力が大きく、日本国内で母国籍のスタッフがいる店舗などを共有しているので、「〇〇店の〇〇さん」とピンポイントで来店する観光客が多いのです。
それほどまでに、母国語を話せるスタッフを求めており、そのスタッフがいるだけで、その国の観光客を店舗に呼び込める。
これは大きなメリットと言えます。
また、日本で働く外国人材は母国語だけでなく、日本語も操れますので、当然、日本のお客様対応も可能です。
あるブランドショップでは、日本人販売員よりも外国人販売員のほうが売上を上げているという実績もあります。
日本人にも外国人にも販売でき、さらに日本人が外国人のお客様に接客しているところの通訳もこなすという活躍ぶりなのです。
このように外国人材が活躍できるチャンスを、企業はつくり、広げていかなければなりません。
そのために重要なポイントは大きく2つあると考えています。
ひとつ目は、日本人社員のみより、外国人を雇用したほうが企業にとって「得」であるという認識を経営陣、社員共に持つこと。
ふたつ目は、外国人が活躍できる職場環境をつくることです。
人口減少に歯止めがかからない日本では、多くの業界で、日本国内の日本人だけを相手にした事業だけで安定して収益を上げられる時代は終焉を迎えています。
インバウンド対応を求められる企業は、今後まだまだ増えるでしょう。
外国人材が会社に定着すれば、後々海外展開をしようと思ったときにも即時対応ができます。
中国に展開したいと思った時に、中国国籍の人材がいたら、企業としても躊躇せずに進出できる。
そんな土壌を早期に整えられた会社が、生き残っていくことは明らかです。
日本企業が扱う商品やサービスは、品質には定評がありますが、外国人の需要に合っているかどうかは別の話です。
日本人がいいと思うモノやサービスに、外国人は一切反応してくれない、ということも往々にしてあります。
その逆もしかりで、「なぜこんなことに?」と疑問に思うようなことに猛然と興味を持ったりもするのです。
その外国人の感覚を備え日本語もできる外国人材というのは、それだけで貴重な存在です。
そんな希少価値の高い人材をひとりでも抱えれば、ビジネスの可能性はぐんと広がります。
日本人にも外国人にも接客できるという意味で、彼らは日本で働く日本人よりも価値の高い存在と言えるかもしれません。
逆に言えば、日本人にしかできない価値をつくっていかなければ、今後日本人のほうが淘汰されてしまうのではないでしょうか。
日本に来てしばらくの間は、勝手が違う環境に戸惑い、こちらの手助けが必要なシーンは多いかもしれません。
しかし、それを温かく見守り、本人と本音で向き合い、そのキャリアステップを一緒に考えていく。
外国人がステップアップするための導線を引き、歩を進めるために必要な情報も提供する。
そうやって一つひとつ伝え、身につけさせる環境があれば、外国人材は強力な戦力になります。
それほどインパクト、そしてメリットのある外国人材の受け入れは、今後日本の社会全体で推進していくような流れができていきつつあります。