お金・モノの扱いでありがちなトラブル
こんにちは。
外国人人材紹介サービス
(株)TOHOWORKの和田です。
ケース1 |
給料日が休日などの関係が2日ずれたことに猛烈に抗議 給料や休日についての主張が強い |
ケース2 |
知り合いのいない田舎に勤務したくない 地方配属を嫌がる |
ケース3 |
鉛筆だと直せてしまうのでNG? 試験では青のボールペンを使うのが普通 |
ケース4 |
「こんな感じ」では伝わらない身だしなみ 派手な色のメモ帳や色違いのスーツ |
|自分の権利はしっかり主張
外国人材は日本人と比べると給料や休日の詳細について気にします。
残業代の支給や有給休暇取得など、業務量や周りとのタイミングは考えずに自分の権利として公然と主張するので、揉める可能性があります。
地方への配属は友人や知り合いのいない心細さと、都会で活躍したいとの思いから嫌がります。
海外では試験の時、青いボールペンで記入します。
日本では違うということを認識させておきましょう。
また、スーツの着こなしがバラバラであったり、店舗の雰囲気に相応しくないような派手なメモ帳を使ったり、一つひとつ確認が必要です。
|傾向と対策
給料の金額や残業代の支給、休日の取り方については、入社前に必ず了承をとっておきます。
しかしそれでも「インセンティブが何でこの額なんですか?」など、自分が思っていたのと違う部分が出てくると、確認を求められることもあるでしょう。
たとえば、給料日が休日などの関係で10日から12日に2日間ずれただけで猛抗議したり、労働基準法などの法律を持ち出して話してきたり、という例もあります。
会社として当たり前のことではありますが、規則等は必ず確認し、無理なものは無理と毅然と答えられるような体制が必要です。
地方での配属を嫌がる傾向に対しても、事前の了承をとった上で入社させ、経験を積めば都市への転勤もできるといったキャリアステップを見せるなどの工夫をしていきます。
日本語力が足りない、スキルが足りないなど、現時点で都市に配属できない理由などもしっかり伝えておきましょう。
また、試験でのボールペン使用や、正式な書類での青ボールペンについては、事前に伝えておけば問題は防げます。
ケース4については、何も言わないでおくと、面接で特殊な色のスーツを着てくる、厚底靴を履いてくる、ストッキングを履かないなどが、想像以上に多発します。
スーツの着方などは世界共通と思わず、その色や組み合わせなど写真を見せたり、「靴のヒールは何センチで、ストラップのついていないもの」など、細かく指定しましょう。