その土地に適した外国人材を採用
こんにちは。
外国人人材紹介サービス
(株)TOHOWORKの和田です。
【会社データ】 社名:Mホテル 従業員数:262名(正社員、契約社員:172名、アルバイト:90名) 外国人材の在籍数:20名 年商:29億6700万円 所在地:沖縄県名護市 勤務時間:7:00~23:00シフト制(実働7.5時間) 業種/具体的な取り扱いサービス:ホテル業 |
|インバウンドに対応でき、多言語を扱えるスタッフを求めていた
Mホテルの外国人材受け入れのきっかけとなったのは、人材不足でした。
それに加えて、インバウンドが増えるにつれて英語を含む多言語が堪能なスタッフが少ないことも課題となってきました。
沖縄本島で宿泊業を営む同社は、近隣の台湾、中国、韓国からのインバウンドゲストの増加に伴い、それぞれの言語を扱えるスタッフが必要となり、2016年から外国人材を定期的に採用し始めました。
2019年10月現在、外国人材は20名。
在籍者が最も多いのは中国の6名です。
その他、韓国、台湾、ネパール、インドネシアなどアジア諸国の人材を中心に採用しています。
外国人材のほとんどはホテルのフロント業務を行います。
また宿泊予約販売のスタッフを新たに採用するなど、人材の力を活かすための配置拡大も徐々に行っていくという同社から、総務・人事部のO氏に話を聞きました。
|沖縄のハートを重視した人材採用
沖縄県名護市、自然豊かな土地で「ちむぐくる(真心)」を持ったおもてなしを提供するMホテル。
2016年に1名の外国人材を採用して以来、3年間で20名まで拡大してきました。
外国人材が担うのは、ほとんどがフロント業務で、宿泊客に対する接客業務となります。
外国人材を採用する前は、外国人観光客には、日本人スタッフが片言の英語で対応していましたが、英語が使えないお客様にはお手上げの状態でした。
そこで外国人材を採用すると、中国語や韓国語を母国語とするお客様にもスムーズに案内できるようになり、ホテルの接客の幅が広がってきたとO氏は言います。
また、外国人材受け入れの目的の一つでもあった、ホームページや館内掲示物などの多言語化も、外国人材によってより伝わりやすい表現で表記できるようになりました。
Mホテルの外国人採用は、一つの基準に基づいて行われています。
「地元沖縄に根付いた企業なので、沖縄の『ハート』の部分を重視しています。
あまり外国人が多すぎると、そこが薄まってしまうのではないかという思いもあり、全体の10%くらいまでの採用数に抑えています」とO氏。
スキルや能力だけでなく、ホスピタリティ精神、沖縄の心を表現できるかどうかを大切にしているのです。
O氏が特に感じているのは、インドネシアと沖縄の親和性です。
「弊社で働いているインドネシアのスタッフたちは、気質が私たち沖縄の人間と似ていると感じています。両者とも離島というところや、時間を忘れるようなゆったりとした生活をしているところが共通しています。ほかのアジアの国と比べても、インドネシアは特に沖縄と雰囲気が似ていて、非常にマッチしていると思います」。