外国人材受け入れのメリット
こんにちは。
外国人人材紹介サービス
(株)TOHOWORKの和田です。
【会社データ】 株式会社B 従業員数:連結8554名、単体4491名 外国人材の在籍数:106名(アルバイトを含めると883名) 年商:連結8440億2900万円 単体4875億2300万円 本社所在地:東京都豊島区 勤務時間:シフト制 業種/具体的な取り扱いサービス: 家電製品、玩具、スポーツ用品、酒類等の販売 |
|インバウンドの定番「家電量販店」が留学生の人気就職先に
日本の家電製品は外国人からの評価が高く、インバウンドが大量に買って帰る動きはここ数年で非常に大きくなっています。
大手家電量販店ビックカメラにも、その影響は顕著に表れていました。
ビックカメラで買い物経験がある留学生が、採用試験を受けに来ることも徐々に増加してきたのです。
当初は日本人と区別せず、数にもこだわらない採用をしてきた同社でしたが、ニーズが高まってきたのを感じ、積極的に外国人材を採用する方針に切り替え、2015年頃からは、まとまった人数の採用を開始しました。
現在、外国人材は中国、韓国などのアジア系を中心に、100名強が在籍。
採用方法は新卒、中途と、アルバイトからの社員登用を行い、年1~3名が正社員化しています。
インバウンドの定番となっている家電量販店で、どのように外国人材マネジメントをしているのか、人事部担当部長のN氏に話を聞きました。
|外国で流行っている商品情報をタイムリーに販売に活かす
今や外国人観光客にとって定番の「観光施設」が、日本のん家電量販店。
品質の高い日本の家電製品を目的に来日する外国人もいるほど、その需要は高まり、それに伴って企業側も外国人対応を強化しています。
ここでは、大手家電量販店である株式会社Bが考える、「家電量販店での外国人材受け入れのメリットと注意点」を見ていきます。
外国人を受け入れるメリットは、大きく分けて3つです。
ひとつ目は、外国人のお客様と意思疎通ができ、その国のお客様を呼び込める点。
たとえば、台湾人スタッフが店舗に1名いると、SNSでの口コミが広がって、お客様がそのスタッフを名指しで来店します。
来日人数が少ない国ほど、スタッフがお客様を引き寄せる傾向があり、信頼を得るとリピーターになる確率も高まります。
2つ目は、外国での流行などをキャッチしやすくなり、商品の仕入れや配置に役立てられる点です。
外国人材は母国で流行しているものを、その国で主流となっているSNSを活用してタイムリーにつかんでいます。
それを店舗での商品陳列に活かすのです。
日本では販売数が少ない商品が、ある国では大流行しているというケースは頻発しています。
外国人材がいることによって、適切な商品群の仕入れと配置を実現できるのです。
観光客の多い小売店ならではの視点ではないでしょうか。
3つ目は、率直な意見を出してくれる点です。
多くの外国人材は日本で生活を始める際、株式会社Bで家電一式をそろえているため、愛着を持ってくれています。
だからこそ「この会社を大きくしたい」「自分が母国と会社の懸け橋になりたい」といった展望を持って入社しています。
そのため、1年目から商品や店舗運営、ネットショップなどについての意見をどんどん出して改善しようとします。
その率直さは、周囲の日本人も刺激し、もともとあった活発な社風をより促進させていると言います。
社員の意見を広く取り入れる文化的な土壌が、このようなプラスの変化のきっかけになりました。