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ネパールと日本の共通点と相違点

カテゴリ: コラム 公開日:2019年09月24日(火)

こんにちは。

 

外国人人材紹介サービス

(株)TOHOWORKの和田です。

 

 

 

ネパール:あいさつの文化がない

 

 

①生活面 

共通点:一汁三菜のメニューがある。マナーを守る。

相違点:建物の大きさ、時間への厳しさ。ペットボトルに口をつけない。  

 

ネパールのダルバートという料理は、日本でいう、「ご飯と味噌汁と漬物」のセットという共通点があります。

一般的なマナーは持ち合わせていますが、時間感覚は他国と同様にルーズな面があります。

ネパール人は、日本の建物の大きさにも驚きます。

また、ペットボトルの水はみんなで飲むものという意識があり、口をつけずに飲むのが普通です。

 

 

②労働環境 

共通点:生活のために働く。

相違点:日本企業は規則正しく、掃除もしっかりしている。

 

国内では、自己実現というよりは、生活費を稼ぐための仕事という人がほとんどで、留学してくる理由も生活のためです。

ネパール人は日本企業や電車が時間通りに進んでいることに驚きの目を向けています。

ルールに従い、規則正しく仕事をし、自分たちで掃除をして職場をきれいに保つという習慣はネパール企業にはありません。

 

 

 ③人間関係

共通点:助け合いの精神。遠慮がちなところ。

相違点:あいさつは少ない。日本人の多忙ぶり。

 

日本人と同様、災害時などには見知らぬ人とも助け合う文化があり、遠慮がちなところも共通点。

一方で、職場での「おはようございます」「お疲れ様です」のようなあいさつがないのも特徴です。

日本のようにコミュニケーションとしてのあいさつは少なめです。

また、日本人の生活は忙しすぎて、友だちのような関係をつくるのも大変だと感じます。

 

 

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まとめ

 

生活のために働く意識が強いため、モチベーション維持には気を遣う必要があります。

人間関係面では共通点も多いので、マネジメントに活かせるのではないでしょうか。

 

 

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ベトナムと日本の共通点と相違点

カテゴリ: コラム 公開日:2019年09月20日(金)

こんにちは。

 

外国人人材紹介サービス

(株)TOHOWORKの和田です。

 

 

 

家族優先でほとんど残業しない

 

 

 ①生活面

共通点:主食はお米。言葉に似ている音が多い。

相違点:一人暮らしに慣れていない。電車が少ないためバイクが多い。 

 

 

ベトナムと言えば「フォー」を連想するかもしれませんが、主食は米。

非漢字圏ですが、「注意」→「chu y(チューイー)」など、言葉の音が似ているものが多いです。

成人後も家族暮らしの人が多く、日本での一人暮らしは寂しいと感じています。

また、母国では電車が少なくバイク通勤が多いため、電車に乗り慣れていないのも特徴です。

 

 

②労働環境 

共通点:労働時間は8時間程度。責任を持てると集中して働く。

相違点:残業が少ない。長期休みが年に何度か取れる。 

 

基本労働時間は同水準ですが、家族を大切にしているためか残業はほとんどありません。

また、長期休みの回数も日本よりは多く、お正月も働こうとする日本人には驚きます。

ただ、ひとつのプロジェクト等で明確に責任を与えられると積極的に働き、その期間は残業も厭わないほどエネルギッシュに働きます。

 

 

 ③人間関係

共通点:上下関係やタテ社会を重んじる

相違点:家族を優先する。日本人は冷たいと感じる一方、親切だと感じる。 

 

古くから上下関係を重んじており、タテ社会で生きることには慣れています。

親には丁寧に接する文化があり、家族の意見は人生選択に強く影響します。

家族とのつながりが強い分、日本人は家族と疎遠で冷たいと感じるようです。

その一方で、日本人の他人に対する態度はとても丁寧で親切だと感じています。

 

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まとめ

 

一人暮らしが寂しいと感じているため、配属の際にも精神面のケアは必要です。

モチベーションを刺激できれば、責任感を持って集中して働いてくれます。

 

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台湾と日本の共通点と相違点

カテゴリ: コラム 公開日:2019年09月19日(木)

こんにちは。

 

外国人人材紹介サービス

(株)TOHOWORKの和田です。

 

現在弊社の新たなプロジェクトとして、ベトナム人留学生の斡旋に力を入れていこうと考えています。

今更留学生と思われるかもしれませんが、「留学」の在留資格交付率が東南アジアを中心にかなり下がっています。

ベトナムでも20%ほど交付率は下がっていますが、依然他国に比べると高水準を保てています。

現在、日本にある日本語学校では学生の確保が困難で経営難に陥っているところもあるようです。

不交付になる要因は色々ありますが、現地の優良エージェントを探せていないということだと思います。

正直、ベトナム国内でも留学に行くぐらいなら、技能実習生や特定技能で日本に行きたいという方は増えています。

そういった要因から留学生を取り扱わない日本語センターも数多くあります。

弊社はベトナム側のセンターとのコネクションがない、大量の留学生を募集しているのに確保ができていない、入管に提出する書類のチェックを代行して欲しいといった日本語学校に留学生のご紹介をしていきたいと考えています。

留学生募集をご依頼されたい日本語学校の方がいらっしゃいましたらぜひお問い合わせください。

 

 

 

台湾:「仕事の付き合い」文化がない

 

 

 ①生活面

共通点:ごみの分別をする。マナーを守る。

相違点:時間に対する感覚(台湾の方が少し寛容)。 

 

ごみの分別をする習慣は日本人と同じですが、日本のように缶・ビン・ペットボトルという細かい分類はありません。

きちんとレジに並ぶなど、マナーを守るところも日本人と似ている部分です。

また1分1秒でも遅れてはいけないという日本人の時間に対する感覚は、とても厳しいと感じています。

 

 

 ②労働環境

共通点:土日休み。残業もある。

相違点:朝食を職場で取るのが普通。付き合い残業はない。 

 

台湾の企業も、基本的に週休2日で土日は休みです。

残業もあるのが普通なので日本企業にすぐになじみます。

付き合い残業の意識はなく、自分の仕事が終わったら帰りますが、それを申し訳ないと思ってしまうところが日本で働く面倒なところと感じています。

また、朝食を買ってきて会社についてから食べるという文化があります。

 

 

 ③人間関係

共通点:空気を読む文化。上司を尊敬する。

相違点:空気を読むが自分の意見はしっかり言う。 

 

台湾もハイコンテクスト文化なので、空気を読もうとしますが、日本人ほどではないので職場で苦労することもあります。

上司を尊敬する点も同じです。

ただし、上司が絶対ではなく自分の意見もしっかり主張しようと意識しています。

相手との距離の詰め方が近く、日本人からするとグイグイこられていると感じる場面も多くなりがちです。

 

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まとめ

 

比較的、日本人に近い気質を持つ台湾人。

日本企業に適応しやすい面も多々あります。

時間厳守は意識づけしつつ、多少の違いは受入れていけばすぐに職場に溶け込めます。

 

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中国と日本の共通点と相違点

カテゴリ: コラム 公開日:2019年09月18日(水)

こんにちは。

 

外国人人材紹介サービス

(株)TOHOWORKの和田です。

 

先日、特定技能「外食」のベトナム人の面接を行っていただき、無事内定をいただくことができました。

これから提出書類の作成と今回弊社が登録支援機関として支援することになっているので、順次準備を進めている状況です。

在留資格の交付期間が2か月前後ぐらいだと聞いているので早ければ11月頃には支援も開始できそうです。

今回が初めての特定技能外国人への支援となりますので、ワクワクとドキドキが入り混じっているような気持ちでいます。

ベトナム語対応できる登録支援機関をお探しの際は、ぜひお問い合わせください。

 

 

 

中国:能力主義で出世が難しい

 

 ①生活面

共通点:食事の時に箸を使う。お茶を飲む習慣。

相違点:生ものは食べない。お弁当など冷えたご飯を食べる習慣がない。

 

家庭料理などの場合に箸を使って食べるところは同じ。

緑茶や紅茶を飲む習慣も共通していますが、中国のお茶は総じて甘いもの。

中国人は、日本のお茶を飲むととても苦く、「なぜ日本人はお金を払ってこんなに苦いお茶を飲むのか」と疑問に思うことも。

また、中国では基本的に肉や魚を生では食べません。

氷入りの水も飲む機会は少なく、水は常温が基本です。

 

 

 ②労働環境

共通点:会社の協働意識。時間厳守。大都市では満員電車で通勤する。

相違点:コネ入社が強い。社員は年功序列ではなく能力主義。 

 

同じ目標を持ち、皆で頑張るという会社の協働意識、時間厳守などは共通。

北京や上海などの大都市では、満員電車で郊外から通勤することも日本と変わりありません。

また、中国では、年功序列よりも能力主義が基本で、1年目で抜擢されることはありますが、それよりも強く影響するのが重役とのコネ。

何らかのコネがないと出世の道が開けない企業もあります。

 

 

③人間関係 

共通点:上下関係がある。グループや派閥ができやすい。

相違点:会社は第2の自宅。昼食の出前や、私物でも会社に届けてもらう。

 

日本と同じで上下関係はあるものの、ときには上司に意見することも抵抗なくできるのが中国流。

グループや派閥をつくりがちなところも共通しています。

一方で、昼食時にコーヒーやお弁当の出前をとる、会社で私物の荷物を受け取るなどが日常的に行われ、会社は第2の自宅というイメージの場所になっています。

 

 

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まとめ

 

コネの上に能力主義を敷く中国。

競争意識が強いのが特徴です。

会社の私物受け取りは、日本企業では一般的ではないことを伝えておくと誤解を招かずに済みます。

 

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外国人が日本人を見て学べる点

カテゴリ: コラム 公開日:2019年09月17日(火)

こんにちは。

 

外国人人材紹介サービス

株式会社TOHOWORKの和田です。

 

3連休を利用して以前ベトナムで日本語教師をしていた時に教えていた生徒たちに会いに名古屋へ行ってきました。

そこで偶然、これまた6年前に教えていた生徒に再開することができてとても懐かしい気持ちにさせてもらいました。

この仕事をしているとベトナム人とのネットワークも広がり、人と人とのつながりを肌で感じることができます。

今後も特定技能の登録支援機関として様々な支援を行っていきますので、ますますつながりは太く濃いものになりそうです。

 

 

 

 ケース1

 仕事でもプライベートでも相手を安心させる

約束を守る意識が高い

 ケース2

 目の前の利益を取らずに先を見据える

将来性や長期的な関係を重視する

 ケース3

 「あの人のせいで」という言葉が少ない職場

誰かを責めるのではなく、原因を分析する

 ケース4

 面倒だけど、人を傷つけないようにするのは素晴らしい

トラブルを未然に防ぐ話し方

 

 

 

日本人の気遣いが外国人材の心を打つ

 

外国人材はそもそも日本に好意を持って来日していることが多く、日本人の行動にも多くの学びを得ています。

まず、小さな約束でもきっちりと守ろうとする意識は、相手を安心させると言います。

また、その人の将来性を考えて採用し育成する企業文化や、お客様との長期的な関係を重視した接客なども外国人材にとって新鮮です。

何か問題が起きたときに、他責にせずに自分事として原因を考え、人を傷つけないように曖昧な表現で話すなども、日本人の気遣いを感じられる場面です。

仕事上でははっきり言わないと弊害が起こりますが、人間関係を円滑にするためには有用だと感じているようです。

 

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傾向と対策

 

約束を守る意識が高いというのは、仕事でもプライベートでも同様。

メールの返信をいつまでにする、お店で買い物をしたときに、入荷のタイミングを約束通りに知らせてくれるなど、小さな約束もきちんと守る点に外国人材は安心感を抱いています。

ケース2は、長期的に関係を築いていこうとする文化。

最近では即戦力採用で、スキル面を最重視する企業もありますが、基本的に日本企業は、人間性や人柄、伸びしろがあるかどうかなどを総合的に判断して採用を行います。

また、「お客さんとして靴の修理をしにお店に行ったら、水を出してくれたり、手入れの方法を教えてくれたり、修理代には含まれないサービスを提供してくれて感動した」という外国人材の声もありました。

お客様の立場に立って、目先の利益よりも、長く関係を続けていこうとするおもてなしの姿勢に魅力を感じているのです。

ケース3は問題が起きたときの対応方法についてです。

「自分は悪くない」「〇〇さんの責任だ」など、なすりつけ合いをするのではなく、「なぜ問題が起きたのか」を冷静に見つめるところは、外国人材の大きな学びとなっています。

「曖昧な指示はしなように」とたびたび伝えてきましたが、人間関係での曖昧な表現は魅力に映るという一面もあります。

ですが、あくまで業務上は明確な指示やコミュニケーションを心掛けましょう。

 

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外国人が困る日本人のふるまい

カテゴリ: コラム 公開日:2019年09月12日(木)

こんにちは。

 

外国人人材紹介サービス

(株)TOHOWORKの和田です。

 

昨日の夕方は東京では雷と激しい雨でびっくりしました。

ちょうどアルバイトの面接に来ていた方がいたのですが、近くで雷が落ちたのではないかとそっちの方が気になってしまいまいた。

今朝は気温は高いものの風が吹くと気持ちよいくらいの過ごしやすい気候となっています。

この後、先日台風の影響で延期になってしまった特定技能の面接です。

これまでにも何人かご紹介はしているのですが、自社独自のお客さんは初めてで在留資格の変更から登録支援機関としての支援まですべてを任せられているので精一杯頑張りたいと思います。

 

 

 

 ケース1

 自分の仕事が終わっても帰りにくい・・・

定時退勤や休み取得までとにかく気を遣う

 ケース2

 明らかにお世辞とわかる表現は辞めてほしい

本音で話してくれない

 ケース3

主張しない、反論しないと決めている外国人材も実は多い

主張の仕方や言葉遣いが印象や評価にかかわる 

 ケース4

 報・連・相をしろというのに、そのタイミングがなさすぎる

報・連・相するときも相手の都合をうかがう

 

 

 

 

日本文化になじもうとするストレス

 

外国人が困る日本人のふるまいや日本企業の特徴のひとつは、退勤や休みひとつにも気を遣う部分です。

残業の量などはある程度覚悟して入社してきますが、定時に仕事が終わっても、帰りにくい雰囲気があるとかなりストレスに感じます。

お世辞や建前の文化も同様です。

また、日本人女性が「かわいい!」と連呼するのも外国人からすると意味不明です・

そして、外国人材に多くある、強い主張が不利になる点。

中にか、主張しない、反論しないと決めている外国人材も多くいます。

また、報・連・相をする際にも上司の都合を見計らわなければいけないという点にもやりにくさを感じています。

 

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傾向と対策

 

日本人の労働時間の長さは外国人材も知っていますから、日本で働く以上、ある程度の残業は想定しています。

しかし、定時退社できるときにも、周りに気を遣って帰りにくい、自分だけ帰ったら評価が下がるのではないか、などと感じている人材も多くいます。

これについては、お互いに気を遣わないような職場環境づくりが非常に重要です。

似合ってもない服を「お似合いですよ」と言われるような、日本人のお世辞や建前といった本音を言わない文化にも困惑しますので、仕事上では、できるかぎりストレートな表現で伝えましょう。

主張の仕方や言葉遣いが印象や評価に関わってしまうというのも、外国人材にとってはストレスです。

自分の意見を言うのは悪いことではないので、「なぜ相手がそう思うのかを一度聞いてから、自分の意見を言う」など、実践型のノウハウを伝えていくといいでしょう。

結果を重視する外国人材にとって、報・連・相はそれだけでかなり面倒なもの。

報・連・相をしないと怒られる、タイミングを間違っても怒られるではどうしていいのかわかりません。

上司の方からも話しかけやすい雰囲気づくりが必要なのです。

このように日本の職場でストレスを多く抱える外国人材には、自分なりのストレス解消法を持っておこうというアドバイスも有効です。

外国人同士の交流を持たせ、気持ちを切り替えられるような助言をしていきましょう。

 

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日本人が困る外国人材のふるまい

カテゴリ: コラム 公開日:2019年09月11日(水)

こんにちは。

 

外国人人材紹介サービス

株式会社TOHOWORKの和田です。

 

来月から消費税が10%に上がります。

それに伴って事務所の賃料も8%の消費税から10%になるということで今朝、銀行に手続きをしに行ってきました。

最近では軽減税率に関する番組などを目にしますが、かなり複雑ですべてを覚えるのは大変そうですね。

9月30日の増税前の駆け込み客でトラブルにならなければいいのですが。。。

個人的な意見としては少し前にあった内税表示にしてもらえると面倒な計算をしなくて済むのになと思う次第です。

 

 

 

 ケース1

誰が何をやっているのか把握できない!

報告・連絡・相談をしない 

 ケース2

言葉通り鵜呑みにすると痛い目に

できないことをできると言う 

 ケース3

あまり口外されたくないこともはっきり言ってしまう

給与や契約について誰にでもストレートに話す 

 ケース4

ビザを取るために入社し、3か月で転職・・・

ビザ取得のためだけに安定企業に入社 

 

 

 

 

「ビザ狙い」も雇った会社側の責任

 

外国人材は「報・連・相」をあまりしないというのは以前のコラムでもお話したとおりです。

上司としては、報・連・相してくれれば楽ですが、こちらから働きかけないとなかなか出てこないのが実情です。

また、できないことを「できる」と言い、わかっていないことを「わかりました」という傾向もあるので鵜呑みにしないようにしましょう。

外国人材の中では給与や契約面を言い合うのは日常会話のようなものという認識があり、抵抗なく口にしてしまいます。

極めつけは、長期ビザを取得するために入社したと思われ、短期間で転職していくという「ビザ狙い」です。

雇ってしまった会社の見極めの甘さでもあるのですが、注意が必要です。

 

 

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傾向と対策

 

国籍に関わらず、報・連・相のなさはよく指摘されます。

日本人でもありうることなので、これは一つひとつ指導していくしかありません。

ケース2に関しては、「できますか?」ではなく「やったことはありますか?」「わかりましたか?」「理解したことを説明してみてください」など、問いかけを工夫していくのがコツです。

他にも困るのが、給与や契約内容を、他の従業員などにも言ってしまうこと。

たとえば、複数の会社からスタッフが集まっている職場で自社の契約面を口外してしまうと、後々トラブルにつながりかねません。

外国人材には、それが「口に出していいものではない」という意識がないため、「給与や契約について周りには言わない」という認識の共有は必須です。

ケース4は、非常にレアですが、安定した企業ほど出現確率が高くなります。

ビザを何としてでも取りたいという思いから、外国人材採用の実績があり、安定した雇用体系の企業を希望します。

しかし、「ビザが取れたらこっちのもの」と言わんばかりに、入社後すぐに本当に入りたい会社に転職していくというケースがあるのです。

コストをかけて採用している企業にとっては大迷惑な話ですが、そういう人材を採用時点で見極められなかった企業の責任ということになりますので、稀なケースとして覚えておいて損はありません。

 

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お金・モノの扱いでありがちなトラブル

カテゴリ: コラム 公開日:2019年09月10日(火)

こんにちは。

 

外国人人材紹介サービス

(株)TOHOWORKの和田です。

 

 

 

 ケース1

 給料日が休日などの関係が2日ずれたことに猛烈に抗議

給料や休日についての主張が強い

ケース2

 知り合いのいない田舎に勤務したくない

地方配属を嫌がる

 ケース3

鉛筆だと直せてしまうのでNG?

試験では青のボールペンを使うのが普通 

 ケース4

「こんな感じ」では伝わらない身だしなみ

派手な色のメモ帳や色違いのスーツ 

 

 

 

自分の権利はしっかり主張

 

外国人材は日本人と比べると給料や休日の詳細について気にします。

残業代の支給や有給休暇取得など、業務量や周りとのタイミングは考えずに自分の権利として公然と主張するので、揉める可能性があります。

地方への配属は友人や知り合いのいない心細さと、都会で活躍したいとの思いから嫌がります。

海外では試験の時、青いボールペンで記入します。

日本では違うということを認識させておきましょう。

また、スーツの着こなしがバラバラであったり、店舗の雰囲気に相応しくないような派手なメモ帳を使ったり、一つひとつ確認が必要です。

 

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傾向と対策

 

給料の金額や残業代の支給、休日の取り方については、入社前に必ず了承をとっておきます。

しかしそれでも「インセンティブが何でこの額なんですか?」など、自分が思っていたのと違う部分が出てくると、確認を求められることもあるでしょう。

たとえば、給料日が休日などの関係で10日から12日に2日間ずれただけで猛抗議したり、労働基準法などの法律を持ち出して話してきたり、という例もあります。

会社として当たり前のことではありますが、規則等は必ず確認し、無理なものは無理と毅然と答えられるような体制が必要です。

地方での配属を嫌がる傾向に対しても、事前の了承をとった上で入社させ、経験を積めば都市への転勤もできるといったキャリアステップを見せるなどの工夫をしていきます。

日本語力が足りない、スキルが足りないなど、現時点で都市に配属できない理由などもしっかり伝えておきましょう。

また、試験でのボールペン使用や、正式な書類での青ボールペンについては、事前に伝えておけば問題は防げます。

ケース4については、何も言わないでおくと、面接で特殊な色のスーツを着てくる、厚底靴を履いてくる、ストッキングを履かないなどが、想像以上に多発します。

スーツの着方などは世界共通と思わず、その色や組み合わせなど写真を見せたり、「靴のヒールは何センチで、ストラップのついていないもの」など、細かく指定しましょう。

 

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お客様とのありがちなトラブル

カテゴリ: コラム 公開日:2019年09月09日(月)

こんにちは。

 

外国人人材紹介サービス

(株)TOHOWORKの和田です。

 

昨日からの東京に上陸した台風の影響はいかかでしょうか。

こちら、大田区でも木が根こそぎ風で持って行かれ倒木しているのを会社の近くでも見られました。

実は今日、千葉の方で特定技能の面接があるのですが、アクアラインが使えないため、延期となりました。

登録支援機関としても活動しているため、今後はこのような天災などでも随時外国人材からは連絡が入ると思います。

その時にどれだけ遠隔でも対応ができるのかしっかりとシミュレーションをしておかなければなりません。

 

 

 ケース1

 「ポチ袋」って何ですか?日本特有の言い方に困惑

言葉がわからず質問に答えられない

ケース2

 名札を見て、接客を避けられた・・・

日本人から差別的な言動をされてしまう

 ケース3

 理不尽な扱いを受けても「お客様は神様」?

わがままな要望には対応したくない

 ケース4

 税込と勘違いしたお客様に怒られました

税抜き表示が外国人には浸透していない

 

 

 

「外国人だから」と拒否される

 

お客様対応でまず苦労するのは、やはり日本語です。

基本的な会話はマスターしているものの、日本人特有の言い方や略し方をされたり、ぼそぼそと聞き取りにくかったりすると、外国人材には対応が難しい場合があります。

外国人だからという理由で接客を避けられたり、きつくあたられたりすることもあります。

また、外国人材側からすれば、わがままなお客様にまで懇切丁寧に対応する意味がわからないと思っています。

店頭で、税込と税抜きの価格表示がわかりにくいことにより、外国人のお客様が値段を勘違いしてトラブルにつながるケースもあります。

 

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傾向と対策

 

日本語の難しさは、いくらでも言い換えができてしまうことです。

長く日本で暮らしていれば通例として伝わる言葉も、外国人材にはわからない場合が多々出てきます。

また、早口や声が小さいなど、聞き取りづらい日本語で話されるのも一度で理解するのは難しいでしょう。

それを想定して事前に「わからないことがあったら必ず上司などに確認をする」など、決め事をしておきましょう。

また、お客様から、名札を見て外国人とわかった途端に「日本の方と代わってください」と言われたり、日本語能力が高くないことにつけこみ、無理難題を押し付けられたりすることもあります。

わがままなお客様に対し、「対応しない」という態度も取れるのが海外の接客現場ですが、日本では基本的にそれは許されません。

外国人材に対しては、そういったお客様に「なぜ対応しなければならないのか」「どのように対応すればいいのか」なども事前に共有し、理解させることが大切です。

理不尽な思いをしたり罵声を浴びせられたりしてしまったスタッフに対しては、徹底して心理的なケアを心掛けましょう。

ケースはそれほど多くありませんが、外国人のお客様が税抜き表示がわからず、会計時に自分の計算と違うという理由で怒ってしまうこともあります。

その場合は企業としてまたは店舗として対応策を練るのがいいでしょう。

 

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上司・同僚とのありがちなトラブル

カテゴリ: コラム 公開日:2019年09月06日(金)

こんにちは。

 

外国人人材紹介サービス

(株)TOHOWORKの和田です。

 

 

 

 ケース1

 母国語なら伝えられるのに・・・

日本語がうまく伝えられず、誤解を招いてしまう

ケース2 

「どうしたらいいと思う?」と聞き返されて混乱

質問の意図がわからず、同じことを繰り返す 

 ケース3

上司・同僚と仲良くなるのってそんなに大切なんですか?

積極的にコミュニケーションをとろうとしない 

 ケース4

上司との会議日程を同僚と相談し、勝手に変更

相談する順番を間違えてすれ違いが起きる 

 

 

 

「察してほしい」は通じない

 

企業内では、外国人材がいても社内公用語は日本語にしている企業がほとんどです。

母国語の使えない状況では、自分の気持ちやその場の状況の適切な説明は、特に在日期間が短い人材には難しいものです。

そのため、日本語の表現による誤解が頻繁に起こります。

また、日本人特有の「察する文化」に慣れず、意図のはっきりしない質問は理解できません。

なぜ怒られているかわからないこともあり、その結果、同じミスを繰り返してしまいます。

職場でコミュニケーションがうまくとれないと、心を閉ざしてしまい「与えられた仕事だけをやる」といったスタンスになってしまうと、コミュニケーションも悪循環に陥ります。

 

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傾向と対策

 

外国人材にとって日本語力は最大の壁です。

日本人の上司や同僚の言っていることが理解できないという問題もありますが、自分たちの言いたいことが伝わらないという大きな問題もあります。

何かミスをした時にも、「なぜそうなったか」の状況の説明ができなかったり、説明すること自体が言い訳に聞こえてしまうと考え、言わずに飲み込んでしまったりすることも。

特に初期の段階で、丁寧なコミュニケーションが求められます。

また、指示や指導をするときには、「なぜそれをするのか」「なぜそれはダメなのか」など、理由を明確にするのが基本です。

何か質問されたときに、外国人部下の気づきを促そうと「どうしたらいいと思う?」と逆に質問すると、「質問しているのはこっちなのになぜ質問されるの?」と混乱してしまうこともあるので、この場合も理由を伝える必要があります。

職場でのコミュニケーションについては、初期教育の時点で「コミュニケーションも仕事のひとつ」という意識づけをしておきます。

自分から話しかけたりスタッフの名前を覚えたり、「教えてもらいやすい人材になること」が、自分自身の成長につながると心から理解できれば、素直に動ける人材がほとんどです。

その他にも、「始業10分前には職場につくように」「掃除なども率先して行う」など、当たり前と思われることでも、初期教育で共通認識にしておくと、未然にトラブルを防げます。

 

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